私の好きなアジア、その始まりのはなし
このブログを始めるにあたり、
私がなぜアジアに転んだか、熱狂的な
アジア推し、になったのか、を語る必要が
あると思うので、今回は、誰でも経験がある、
アジアに落ちた(恋に落ちた)きっかけをお話ししたい。
【写真:台北松山空港出国エリアにあるオブジェ】
私が上京して映画を見始めた頃、演劇バカの
私がアニメ以外の映画に出会って衝撃を受けた。
大学も芸術大学と呼ばれるところで、田舎では出会ったことのない珍妙な人がいっぱいいて、毎日全てが新鮮で、刺激的だった。なのに、釣をガチでやる部活(サークルではない)に入ってしまった。
ところがその時の出会いが私の人生を変えた。
今も一番大切で私が自然体でいられる場所だ。
ここで、音楽学科の後輩が、
『男たちの晩歌(英雄本色)』みました?
僕、10回映画館に見に行った!
と。何?それ何?香港映画?
香港てカンフーじゃないの?
訳がわからない。
そして、あれよあれよと言ううちに、
主演の俳優が日本でも人気になった。
周潤發(チョウ・ユンファ)という男。
ある夜、フジテレビを見ていたら、
画面の中を走り続ける彼がいた。
釘付けになった。
その走り方に、哀楽がこもっている。
走っているだけで、切なさが伝わる。
震えた。こんな経験ははじめてだった。
そして、すぐにその映画をみにいった。
『だれかがあなたを愛してる』
素晴らしかった。
あっという間に、チョウ・ユンファの虜にかった。
そのあと、アジア映画のビデオを借りられる場所
(当時は神保町と大泉学園にあった)にいき、
片っ端から彼の映画を見た。一通り見終わると、
片っ端から香港映画を借りまくって見続けた。
バイト代がレンタル代で消えた。
あのときから30年以上も経ったんだ。
私は何も変わってない。
どころかその行為をアジアに広げてやっている。
音楽も、演劇も、ファッションも雑貨も食も。
全て全てアジアが私の一番。
私はアジアでできている。
その、始まりのお話。
すごく小さなきっかけで、人って変わる。
こんな人生を送ると思ってなかった。
この大学をすめてくれた先生ありがとう。
ここか、吉本を進められてました😀
『誰かがあなたを愛してる』のメイベル・チャン監督は、数は少ないけど良作を撮っています。
香港映画の入り口はこの2本がおすすめ!
全く違うテイストの映画なので、機会があれば
是非見ていただきたいです🍀😌🍀
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思ってたら、NHKBSでデジタルリマスター版 『男たちの晩歌』『男たちの晩歌Ⅱ』やるじゃないですか!!すごいっ。貴重です。是非見て欲しいと思います☺️